全日空ホテルクレメント高松 

宿泊日  2009年10月10日(土)
料金 / プラン  JTBフリープラン四国、11,200円、朝食付き税込み、早期予約で1,000円割引、新聞
予約/特典/担当  8月22日、JTB営業所に観音崎京急ホテルのクーポンを取りに行った時に予約 / / 柏木
地域 / 交通  高松 / 新幹線、電車    小豆島出発 11:00 
チェックイン/到着  13:00 / 15:00
チェックアウト/出発  12:00 / 12:00

総合評価 AA  眺め重視なので眺めが良ければ多少の欠点は気にならないが、部屋やスカイレストランの接客も良かった
 交通の便も良く、お薦めのホテルです
部屋 AAA  1207号室、ツイン、31.9平米 ベッドサイズ203cm×120cm
 デュペスタイルのベットに枕は2つ
 ナイトテーブルにナンバーロックの金庫が有る
 部屋は使いやすく良く出来ていて、なにより大きな窓からの眺めは素晴らしく、その椅子に座って、ぼーっと船の出入りを見ているだけでも全く飽きない
 カードキーは1枚、エントランスの右側にバスルームとクロゼット
 テレビは26インチ液晶、BSデジタルも無料で見られ、広島・巨人最終戦が見られました
 荷台とテレビ台、中にミニバー冷蔵庫 
眺望
夜景
朝日
AAA  瀬戸内海を一望することは出来ませんが、視界を遮る物が何も無い建物中央の部屋で、目の前が高松城跡の玉藻公園、屋島から高松港、高松市街を一望でき、12階でも高松の特等席と思える素晴らしい眺めです
 ツインならどの部屋からの眺めも良さそうですが、隣接する30階建ての高松シンボルタワー側の部屋もあります 
バス  鋳物ホーローのバスタブにホーローのエプロン、取手と壁に手摺がある。 水栓は覚えてないので特に不自由は無かったと思う
 物干しロープは有る
トイレ  暖房便座付きのシャワートイレ、給湯配管はされていた
洗面  シングルレバーに慣れてしまっているので、2つのコックは使い難かった以外は、ベイシンが中にある低くて広いカウンターは使い勝手が良かった、 アメニティ
クローゼット  観音開きの扉で幅が1mほど、ドレスハンガー1本、クリップ付きが4本、普通のハンガーが4本の計9本、パイプの棚に何も無く、奥のズボンプレッサーも邪魔にならず、広くはなくても使い易かった
 スリッパはクリーニングして再利用する物、プリンスパークタワーの厚手のパイル地より洗浄は簡単そうな素材を使っているが、上の部分が薄くて引っかかる。 1足にパックされてるのではなく、片方ずつ4つになっている
夕食 AA  2週間前にクーポンを受け取る時に、JTBよりコースも決めて予約してもらい、19時から20Fスカイレストラン「フィオーレ」でイタリアンコースfiore(7,000円、別料金)

* Antipasto
Capesante marinato salsa carota
帆立貝柱のマリネのダミエ、人参のヴィネグレット
* Zuppa
Zuppa di fagioli orzo perlato
白いんげん豆のスープとトマトのコンフィ
oppure
または
* Pasta
Tagliatelle al brasato di coda di bue
牛テール、ランブルスコワイン煮のタリアテッレ
* Pesce
Pesce del giorno salsa basilico
本日の鮮魚とバジル風味の乳化ソース
* Carne
Filetto di vitello
オーストラリア産シャロレー種仔牛フィレ肉とそのジュ
* Dolce
Pere cotte in croccante pasta fillo al forno con gelato
洋梨の温かいトルタとバニラのジェラート
* Caffe
コーヒーまたは紅茶
* Piccola pasticceria
小菓子

 スープかパスタはスープを選び、魚料理のスズキのポアレとドルチェの洋梨のコンポーネントは美味しかった
 スプマンテ グラス800円、グラスワイン赤690円、サンペレグリノ570円、宿泊者優待で総額の5%引き、飲み物も安い
朝食 BBB  9時過ぎより、1Fカフェレストラン「ヴァン」で和洋バイキング(1,850円、6:30〜10:30)
 洋食が主体でパンの種類も多く美味しかったが、和食には焼き魚などのメインとなる料理が無かった
建物   2001年建築、地上21階、地下1階、300室
 エレベータは4基、すぐに来て早い
 高松駅や港とはデッキでつながっている
 設計:観光企画設計社、 施工:大林・大成・竹中・西松・四国開発JV、 敷地面積:10,537平米、 延床面積:33,248平米、 発注:ジェイアール四国ホテル開発
ロビー BBB  2階までの広い吹き抜けになっているが、華やかさは感じられず、フラワーアレンジメントやシャンデリアは気が付かなかったので、無かったと思う
 ロビーは広いのにソファーは狭い所にまとめて置かれている
フロントの対応 BBB  到着時には直に出来て、手続きも早い
 部屋までの案内が必要か訊かれる。
 チェックアウト時には待っている人が居るのに、フロントの前にロープは無く、スタッフも居ないので戸惑う
ベルボーイの対応 AA  フロントでチェックイン手続きをした40〜50才くらいの男性が、そのまま部屋まで案内する
 私の方から先に話しかけ、冷たい感じでフレンドリィな対応ではなかったが、仕事はきっちり、オリビアンでは先に部屋に入ってしまったが、そのような事もなく、家内がカーテンを開けると眺望の説明を始め、頼まないのに眺めの説明を受けたのは初めて
 ベル係りはロビー・フロント前には居なかった
ドアマンの対応 BBB  ドアマンは居たが車の対応が主なようで、挨拶をしただけ 
夕食の対応 AAA  シンボルタワー側の奥から2番目の窓際の席で、窓と斜めに置かれたテーブルに案内される。 近くには内側の席は無く窓際の席だけ
 隣接するシンボルタワーが目立つが夜景は綺麗、シンボルタワー最上階の30階には石鍋シェフの「クイーン・アリス」が入っている。シンボルタワーが目立たなければAAAの評価になった。
 持ち帰れるメニュー表は無かったが、最初にメニューの説明と食べられない物を訊いてくれる
 19時、20時から30分ピアノの演奏をしていた
 会計でレジに持っていくテーブルの番号札は、小さくても皮製の立派な物、会計はテーブルでも出来る
 特に気が付いた事もなかったのに、入店する時から出るまで、凄く気分良く食事が出来た
 店名とコース名の「フィオーレ」は先月、横須賀でのリサイタルに行った鈴木慶江さんの最初のアルバムのタイトルと同じだったので、迷わずお店とコースを決める
朝食の対応  待たずにすぐに入れて、窓際の席に案内されたが、陽射しがありブラインドが下ろされていたが、陽射しの無い席を希望し、一番奥の片側がソファの席に案内される。 周りには空席があった
他の従業員の対応 BBB  廊下にハウスキーピング用のワゴンが置かれていたが、前日のオリビアンのように乱雑ではなく、廊下も曲がっていて見通せないのでそれ程気にならなかった

感 想、備品、その他

 駅と港に建つホテルとして、出来た時から泊まりたいと思ってましたが機会が無く、小豆島に泊まる事になったので、もう1泊は迷わずこのホテルにしました

 金刀比羅宮の例大祭(9〜11日)や高速1,000円での3連休の影響なのか、JTB料金で1,500円高い高層階(16階以上)をキャンセル待ちにしてたが、取れなかった

 チェックインして部屋で一息ついてから、繁華街まで歩いてみました
 ホテル前からの広い通りは、自転車道が整備され、歩き易い歩道でしたが人通りは少ないので、左に入ると長いアーケード街にでました
 天満屋と三越を結ぶアーケードでブランド街や高いドームも有り、なにより人通りが多いのは驚きました
 私が住む宇都宮は高松の40万より多い50万人で、全国で唯一の環状道路を完成させ、最高速度80Kmの一般道路も有りますが、その代りに駐車難の中心部は寂れてしまい、10年前には5つ有ったデパートが倒産や撤退、郊外に移転などで1つだけになり、東京にも吸収されて、アーケード街などの中心部の人通りもピーク時の3分の一と少なくなってしまい、高松の賑わいは羨ましい限りです
 
 翌朝はテレビ体操後に、机に有ったホテル周辺散策路のコースを、総ガラス張りの赤灯台から高松城跡の公園を一周してホテルに戻り、シャワーを浴びてから朝食にしました

 金庫がロックされたままになっていた
 プールや大浴場などが無いので使わず、気が付いたのが翌朝だったので、チェックアウト時に言おうと思っていたが忘れる

 朝刊はフロントでは何も訊かれず、四国新聞が入ってました

 JR高松駅周辺は整備されているが、駅には待合室が無かった

 2010年1月8日 追記
 昨日放送されたテレビ東京「ルビコンの決断」は、高松のアーケード街丸亀町商店街の再生を取り上げてましたが、驚くべき内容でした
 バブル絶頂期の1990年頃に、一部の商店主らが専門家に依頼して作成された商店街再生計画は、高い地価に見合う収益が期待できる衣料品販売や金融機関に偏っていたのを、土地を全て借り上げて街区ごと1つに建替え、生活に必要な商店をバランス良く再配置する案でした
 当然、猛反対を受けましたが、専門家はぶれる事なく粘り強く説得を続けて再開発に漕ぎ着け、商店主らも配置換えに留まらず、靴屋などから少なかった飲食店のうどん屋やスイーツのお店に商売換えをして、人通りは3割増し、売り上げは3倍になったそうです
 この計画を20年に渡って推進した都市計画コンサルタントの西郷真理子さんは、2010年1月号の「日経WOMAN」でウーマン・オブ・ザ・イヤー2010 総合1位の大賞に選ばれました
 完全にゆで蛙になってしまった宇都宮一(北関東一?)の繁華街と言われた、オリオン通りアーケード商店街にもこのような救世主が現れ、昔の賑わいが戻るのを願うばかりです


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